強がりウサギの不器用な恋

メールソフトを開いて、送信箱に残っている昨日のメールを確認して愕然とする。

その分の出庫の連絡をしたメールは、どこにも存在しなかった。


「すいません、社長。
私……昨日、メールを送り忘れています。」

「…え?」


メールを送った記憶もない上、送信箱にも残っていないのだから、忘れていてメールしていないのだろう。

送ったメールが勝手に消えるわけがないのだから、それしか考えられない。



「わ、私……今から謝りに行ってきます。
あ! その前に今日の出庫……西田くんに電話しなきゃ。」

「宮田、落ち着け。…俺が電話する。」

「じゃあ、私は今から行って…」

「それも後日俺が行くから。心配すんなって。」

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