強がりウサギの不器用な恋

食事が済んで、片付けて。
その頃ちょうど起きた恋未ちゃんを恐る恐る抱っこさせてもらって、幸せな気分になって。


一息ついて、社長がビールでも飲もうかと、リビングであぐらをかいてまったりとし始めた頃、思い出したようにその話を持ち出した。

実は私もいつ言い出そうかと、タイミングを見ていたのだけれど…。



「はい……あります、話。」


こう宣言してしまえば、もう引き返せない。
それに、私なりに悩んで出した結論なのだから、聞いてもらおう。


「私、はずそうか?」


明未さんが私から発する不穏な空気を読み取ってか、遠慮がちにそう言ってくれた。


「いえ。明未さんも居てください。」

< 323 / 404 >

この作品をシェア

pagetop