強がりウサギの不器用な恋

温泉宿に着くと、早速私はお風呂を楽しもうと支度をした。

まずは夕食の前に、ゆったりと大きな温泉のお湯に使って癒されたい。


支度をした荷物を持って部屋を出ると、ちょうど隣の男子4人部屋から出てきた海藤さんと出くわした。


「…お風呂ですか?」

「ああ。」

「あれ? 社長たちは?」

「1階で、三人で卓球大会してる。」

「はぁ?!」


チェックインの手続きをしていたとき、確かにお決まりのように卓球台が置いてあったのを、チラっと見た気はするけども。


「真吾のやつ、はしゃいじゃって。
俺、ついてけないから逃げ出してきた。」

「逃げないで止めてくださいよ! 恥ずかしいじゃないですか!」


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