君と、優しくて愛しい日々を。


「……ごめん。びっくりした?」


……うん。

恥ずかしくて、目を合わせられない。

俯きながら頷くと、純くんは机の上から降りて、私の隣に座り込んだ。

そして、ぐいっと抱き寄せてくる。

大切なもののようにしっかりと、けれど優しく腰を抱かれて、心地良さに私はゆっくりと目を閉じた。


「…今のキス、嫌?」


…そんな訊き方は、ずるいよ。

私は小さな声で、「……嫌では、なかった」と答えた。


「…なら、よかった」


そのまま、ちゅ、と首筋にキスをされる。

思わずびくりとすると、フ、と耳元で笑われる声がした。


「…かーわいい」


…うう。

なんかもう、色々追いつかないよ。

余裕でキャパオーバーです、純さん。

力が抜けて、こてんと彼に身を預ける。

眠たくなってくるのを感じながら、うっすらと目を開いた。


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