大切なモノ
「美優〜 ‼︎」
高校生になって三ヶ月。
今日の放課後は特別で、バスケ部には行かないでソワソワと教室でゆかりを待っていた。
だから、満面の笑みで私のクラスに飛び込んで来たゆかりを見た時は、ほっとしたやら、嬉しいやら。
お互いに抱き合って美優の頑張りを褒めちぎった。
「うまくいったんだね⁉︎ やったね、よく頑張った‼︎」
「緊張したあ。 美優の作戦のお陰だよー 嬉しいよー」
涙目のゆかりの背中をバシッと叩いて
「ゆかりががんばったんでしよー おめでとう。よかったねっ」
そう言って笑った私は最高の笑顔だったと思う。
ゆかりの片思い歴、2年半。
大好きだと公言してきたバスケ部の宮田康介への告白は成功した。
康介は、特に目立つわけでもないのに、地味に人気のある奴で、友達も多い。
ゆかりが、高校生になって初めて同じクラスになったのをきっかけにあれやこれやと画策しながら距離を詰め、今日やっと告白までに至った。
高校生になって三ヶ月。
今日の放課後は特別で、バスケ部には行かないでソワソワと教室でゆかりを待っていた。
だから、満面の笑みで私のクラスに飛び込んで来たゆかりを見た時は、ほっとしたやら、嬉しいやら。
お互いに抱き合って美優の頑張りを褒めちぎった。
「うまくいったんだね⁉︎ やったね、よく頑張った‼︎」
「緊張したあ。 美優の作戦のお陰だよー 嬉しいよー」
涙目のゆかりの背中をバシッと叩いて
「ゆかりががんばったんでしよー おめでとう。よかったねっ」
そう言って笑った私は最高の笑顔だったと思う。
ゆかりの片思い歴、2年半。
大好きだと公言してきたバスケ部の宮田康介への告白は成功した。
康介は、特に目立つわけでもないのに、地味に人気のある奴で、友達も多い。
ゆかりが、高校生になって初めて同じクラスになったのをきっかけにあれやこれやと画策しながら距離を詰め、今日やっと告白までに至った。