切れない鎖
それから少女は家の一室に閉じ込められた。
「出してぇぇえ!お父様ぁ!いっぱいお勉強するから!お父様が国王になれるようにお手伝いするから!」
扉を拳でガンガン叩く。
必死に叫ぶ。
泣きじゃくる。
するとそこに父親がやってきた。
いつも通りの冷たい瞳。
「お父様……」
それでも少女は父親が自分を出してくれるのかと思った。
しかし父親は、
「やめろ。そんなに扉を叩いたら手から血が出る。お前の血は特別なのだ。一滴でも無駄に出来ん」
とだけ言い、また戻っていった。
少女は父親が出て行った扉をじっと見つめる。
「大事なのは、私じゃなくて、血……」
そう呟き、少女はずっと泣いていた。