切れない鎖
「まぁ、無事に帰ってきてよかった。どこにいたんだ?」
「あ、えっと、図書室にいたんだ。分からない言葉があって、調べてたんだ」
優輝はしどろもどろに答える。
「そっか……」
訝しげな顔をしながらもシャルンは納得したようだった。
「じゃあもう遅いし、俺達は部屋に戻るから。お前も夜更かしすんなよ」
シャルンはそう言って笑うと、アナと共に部屋に戻っていった。
その時、
ガチャリ
と音がして、隣の部屋の扉が開いた。
「うるさいな誰だよっ、て、優輝じゃないか。お前何してんだ?一人か?」
出てきたのは隣の部屋のセブラル・カマラナだった。
「ごめん、セブラル。今、シャルンとアナと話していたんだ」
「そっか、そういえばあの二人、優輝がいない!って騒いでたもんな。死んだかと思ってたぜ?」
セブラルはニヤリと笑って少し長めの金髪を耳にかける。