イクメンな彼氏
「あんまり長いから溺れてないか心配したよ」
なんて中津さんに言われるのも当然で、私のほっぺは上気してすっかりピンク色だ。

「お風呂上がり、すごく色っぽいね……。
寝室暖めてるから先に行ってて」

今日はいい天気だね、とでも言うように私がドキドキすることを簡単に言ってのける彼は、私のピンク色の頬をさらに染めさせて洗面所へ入っていった。

言われた通り寝室に入ると、キングサイズのベッドが一つあるだけで後はクローゼットの扉以外何もない。

リビングもシンプルだと思ったけれど、余計なものを置かない整頓された部屋が彼はらしいなと感じた。

とはいえ……ベッドに座るしかないってことだよね。

突っ立っているのも間抜けで、ゆっくりとベッドに腰を降ろす。
いつも彼が眠っている場所だと思うと、胸のドキドキが加速してしまう。
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