イクメンな彼氏
雪がちらつく風の強い日で、「今日は
家で勉強する?」という洋介の誘いに乗ったのは図書館の自習室が空いていなかったから。
彼の家は母子家庭で、繁華街のスナックで働いていたお母さんはいつも家にはいないと言っていた。
女子高生だった私は人並みの興味もあって、もしかしたら今日そんなことになっちゃうのかも、なんてドキドキしながら彼について行った。
洋介は成績優秀だったからよく勉強を教えてもらっていて、その日も始めは二人で向かい合ってローテーブルで勉強を始めた。
「飲み物入れてくるよ」と席を立った洋介が戻ってきて勉強机にトレイを置き、突然私の後ろに座った。
コアラ抱っこと言われる体勢で、私を包み込むように抱きしめる。
私の背中と彼の胸がくっつくような距離に心臓の音が騒がしくなると、耳元で彼が囁いた。
「比奈、隣の席のヤツと仲良いよね。
俺、ああいうの見たくない」
言いながら私のブラウスのボタンを外して背中を露にしたかと思うと、突然歯を立てた。
「痛っ!
どうして……?」
「比奈が悪いんだ。俺をこんな気持ちにさせるから。
俺だけを見てて。
俺には比奈しかいないんだから」
家で勉強する?」という洋介の誘いに乗ったのは図書館の自習室が空いていなかったから。
彼の家は母子家庭で、繁華街のスナックで働いていたお母さんはいつも家にはいないと言っていた。
女子高生だった私は人並みの興味もあって、もしかしたら今日そんなことになっちゃうのかも、なんてドキドキしながら彼について行った。
洋介は成績優秀だったからよく勉強を教えてもらっていて、その日も始めは二人で向かい合ってローテーブルで勉強を始めた。
「飲み物入れてくるよ」と席を立った洋介が戻ってきて勉強机にトレイを置き、突然私の後ろに座った。
コアラ抱っこと言われる体勢で、私を包み込むように抱きしめる。
私の背中と彼の胸がくっつくような距離に心臓の音が騒がしくなると、耳元で彼が囁いた。
「比奈、隣の席のヤツと仲良いよね。
俺、ああいうの見たくない」
言いながら私のブラウスのボタンを外して背中を露にしたかと思うと、突然歯を立てた。
「痛っ!
どうして……?」
「比奈が悪いんだ。俺をこんな気持ちにさせるから。
俺だけを見てて。
俺には比奈しかいないんだから」