イクメンな彼氏
詳しく話すつもりはなかったけれど、話し始めたら止まらなかった。
高校二年生で洋介に会ってから、彼から逃げ出すまでの日々を淡々と語る私の手を握ったまま、彼は一言も口を挟まず聞いていた。
最後に私は悠斗さんに告げる。
「ずっと男の人が怖かった。
だけど悠斗さんに出逢って、私は悠斗さんに恋したの。
だから悠斗さんも私を傷つけることなんて怖がらないで、私に本気になって」
洋介の独占欲が怖かった。
それでいて彼を失うことが不安だった。
暴力は愛情ではないのに、彼の暴力は私を
愛するが故のことだと思っていた。
思っていたかった。
今ならはっきりと言える。
洋介は私のことを愛してなんていなかった。
「頑張ったね」
そう一言だけ言って悠斗さんは私を抱き締める。
全てを話したことに対する頑張ったなのか、私の過去に対する頑張ったなのかはわからないけれど、どちらでもよかった。
彼の声は優しさに溢れていたから。「比奈を傷つけたくないなんて言って、俺は逃げてたんだ。
もう逃げない。
比奈に本気で恋するよ」
彼の言葉にドキリとして顔を上げると、いつも以上に艶っぽい彼の唇が目に入る。彼の腕が首の後ろに回されて、距離が近づいた。私は真っ直ぐ彼を見つめて自分から唇を重ねる。
彼の全てが欲しい。
重ねるだけだった唇を割ってて彼の舌が咥内に入る。舌を絡めて応えると、息つく暇もないようなキスが返ってきた。
「んんっ……好きっ……」
彼が触れてくれなくなってから2ヶ月近く。久々の体温が心地よくて頭が真っ白になり、夢中で彼の舌を味わっていたのに水音を立ててゆっくりと唇が離された。
もっと欲しいのに。
悠斗さんは意地悪なんだから。
濡れた彼の唇を名残惜しそうに見つめて「もっと」とおねだりすると、「比奈はせっかちだね」にやりと笑う彼の腕に抱き上げられた。
高校二年生で洋介に会ってから、彼から逃げ出すまでの日々を淡々と語る私の手を握ったまま、彼は一言も口を挟まず聞いていた。
最後に私は悠斗さんに告げる。
「ずっと男の人が怖かった。
だけど悠斗さんに出逢って、私は悠斗さんに恋したの。
だから悠斗さんも私を傷つけることなんて怖がらないで、私に本気になって」
洋介の独占欲が怖かった。
それでいて彼を失うことが不安だった。
暴力は愛情ではないのに、彼の暴力は私を
愛するが故のことだと思っていた。
思っていたかった。
今ならはっきりと言える。
洋介は私のことを愛してなんていなかった。
「頑張ったね」
そう一言だけ言って悠斗さんは私を抱き締める。
全てを話したことに対する頑張ったなのか、私の過去に対する頑張ったなのかはわからないけれど、どちらでもよかった。
彼の声は優しさに溢れていたから。「比奈を傷つけたくないなんて言って、俺は逃げてたんだ。
もう逃げない。
比奈に本気で恋するよ」
彼の言葉にドキリとして顔を上げると、いつも以上に艶っぽい彼の唇が目に入る。彼の腕が首の後ろに回されて、距離が近づいた。私は真っ直ぐ彼を見つめて自分から唇を重ねる。
彼の全てが欲しい。
重ねるだけだった唇を割ってて彼の舌が咥内に入る。舌を絡めて応えると、息つく暇もないようなキスが返ってきた。
「んんっ……好きっ……」
彼が触れてくれなくなってから2ヶ月近く。久々の体温が心地よくて頭が真っ白になり、夢中で彼の舌を味わっていたのに水音を立ててゆっくりと唇が離された。
もっと欲しいのに。
悠斗さんは意地悪なんだから。
濡れた彼の唇を名残惜しそうに見つめて「もっと」とおねだりすると、「比奈はせっかちだね」にやりと笑う彼の腕に抱き上げられた。