イクメンな彼氏
「重く、ないの?」

私の問いは無視されて、軽々と運ばれた場所は寝室のベッドの上。

バスルームの前を通り過ぎる時一瞬戸惑ったけれど、一刻も早く彼と抱き合いたくて何も言わなかった。

今日の悠斗さんは「いいの?」なんて聞かない。本気で愛し合うと決めた二人に、そんなことを確認する必要はなかったから。

ベッドの上で先にボタンに手をかけたのは私だった。スーツのジャケットを脱いだ彼のネクタイをほどいて、ワイシャツのボタンを外していく。

初めて見る胸板が思っていたよりも厚くて、急に恥ずかしくなって手を止めた。
そんな私の様子を見ていた彼は、ワイシャツを脱ぎ捨てて私のカーディガンのボタンに手を伸ばす。

緊張で身を硬くした私の耳元で「大好きだよ」という言葉が囁かれ、同時に肩からカーディガンが滑り落ちた。
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