空色ユニフォーム




なんだろう、この懐かしい感じは。

翔太といると、なんだか懐かしい、だけど切ない気持ちになる。



………わたし、この人といちゃいけない。…思い出しちゃいけないことを、思い出してしまいそう。


「君、名前…ミズカだっけ?」

翔太がわたしの汚い名前を、汚いわたしに向かってつぶやく。

「改めてヨロシクな、ミズカ」








この時既にわたしは翔太を嫌っていた。






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