空色ユニフォーム





先輩は、わたしに触れようとしない。
そのことに対して不安を覚え始めたのが、中二の秋口だった。

先輩は本当にわたしを愛してくれているのだろうか、本当はわたしのことなんてどうでもいいんじゃないのだろうか、そう思い悩んで眠れなくなった夜もあった。


それくらい、わたしは先輩に惹き込まれていた。


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