幕末彼氏!?
「あの、貴方の名前は…?」


渡良瀬まで案内してくれる男性に

すこし安心し、緊張がほぐれた私は

沈黙を破った。


「坂本と申す。」


坂本さんかぁ…


なんか聞いたことあるような…?


「下の名前は…?」

なんとなく聞いてみると


「龍馬…だが?」


ん…?


ってことは、坂本龍馬…?


「ぷっくく…w」


思わずふきだしてしまった私を

不思議そうに見ている。


「あ、ごめんなさい!坂本龍馬って、同姓同名なんですね!」


バカにしているわけではないが

あの坂本龍馬と同姓同名って…w


「ん?同姓同名?誰とだ?」


「歴史で出てくるあの人ですよ!テレビドラマでもやってたじゃないですか!」


小学生でもわかる歴史上の人物だと思うんだけど…


「テレビドラマ…?なんだそれは」


え…?そこからですか?


「もう、ご冗談がお上手ですね〜」

本当に知らないかのような顔をする坂本さんが面白くて仕方ない。


笑いを堪えていると


「着いたぞ。」


気がつくと、渡良瀬の前に来ていた。
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