私に恋をしてください!
「局長の弟の、奥さんだよ」
『ご覧の通りの妊婦で、今日もイベントにずっとお付き合いできなくて申し訳なかったです』
『い、いえ、そんな・・・』
神戸は立ち上がってお茶を汲もうとしたのを"座ってろ"と言って俺が葉月の分を汲みに行った。
『ありがとう』
元気なく葉月は言う。
「葉月、どこから話を聞いてた?」
俺が聞くも、葉月は俯いたままだ。
『最初から、ですよね?』
神戸が言う。
『ごめんなさい・・・』
俯いた頭の位置を、葉月はさらに下げた。
そんな姿を、とても可愛いと思えてしまった今の俺って、不謹慎かな。
でも・・・
『可愛いね、清水さんって』
『え?』
顔を上げた葉月は、神戸を見た。
『私、童顔ですから』
相変わらず自分への評価が低い葉月。
『顔や容姿じゃなくて、柳井くんを追いかけてここへ来てしまったり、私との会話で泣いたり、小さく頭を下げた姿が、恋する乙女で可愛いって言いたいの』
『あ、あの・・・私、ヤキモチ焼いてました。今も焼いてます』
『当然の感情だと思う。私があなたの立場ならそうなるもの。だから、今日は苦しませてごめんなさい』
神戸はそう言いながら、葉月に向かって天使の微笑みだ。
妊婦なせいか、顔にやや丸みを感じ、それがさらに柔らかな表情を生むのかな。
『ご覧の通りの妊婦で、今日もイベントにずっとお付き合いできなくて申し訳なかったです』
『い、いえ、そんな・・・』
神戸は立ち上がってお茶を汲もうとしたのを"座ってろ"と言って俺が葉月の分を汲みに行った。
『ありがとう』
元気なく葉月は言う。
「葉月、どこから話を聞いてた?」
俺が聞くも、葉月は俯いたままだ。
『最初から、ですよね?』
神戸が言う。
『ごめんなさい・・・』
俯いた頭の位置を、葉月はさらに下げた。
そんな姿を、とても可愛いと思えてしまった今の俺って、不謹慎かな。
でも・・・
『可愛いね、清水さんって』
『え?』
顔を上げた葉月は、神戸を見た。
『私、童顔ですから』
相変わらず自分への評価が低い葉月。
『顔や容姿じゃなくて、柳井くんを追いかけてここへ来てしまったり、私との会話で泣いたり、小さく頭を下げた姿が、恋する乙女で可愛いって言いたいの』
『あ、あの・・・私、ヤキモチ焼いてました。今も焼いてます』
『当然の感情だと思う。私があなたの立場ならそうなるもの。だから、今日は苦しませてごめんなさい』
神戸はそう言いながら、葉月に向かって天使の微笑みだ。
妊婦なせいか、顔にやや丸みを感じ、それがさらに柔らかな表情を生むのかな。