私に恋をしてください!
「はい」
『専務夫婦の話し合いの場に、君にいてもらうことは可能だろうか。もちろん今度は葉月さんと一緒に』
「僕、ですか?」
そんな、夫婦の話し合いに俺のようなまだ娘の日の浅い彼氏と言う立場で行っていいのだろうか。
「僕なんて、いちゃ駄目ですよ」
『いや、いて貰えたら有難い』
専務本人が俺に言う。
『先程の君の娘への思いを聞いて、私は共感した。君のその心意気を、私にも分けて貰えないだろうか。できれは、後押しして欲しい。情けないけど、長年変えられなかった関係は、なかなかきっかけがあるようには思えないんだ。でも、葉月の幸せを願うなら、私達も変わらなければならないと思う』
目の前の専務は、どう見ても娘を溺愛している父親ではなく、妻を愛したいひとりの夫の姿なのかな、と思った。
「分かりました。いつがいいですか?」
『年が明ける前に、決行したい』
『また急ですね』
健吾さんはそう言って微笑んだ。
『気持ちを入れ替えて新年を迎えたいんだよ』
そんな専務の希望を受け入れ、今度の土曜日の夜に俺が葉月の家に行くことになった。
何故夜かと言えば…その日は土曜日の出勤当番だから。
なので仕事が終わったら駆けつけるスケジュール。
でも、その前に葉月にことの顛末を話しておきたい。
『専務夫婦の話し合いの場に、君にいてもらうことは可能だろうか。もちろん今度は葉月さんと一緒に』
「僕、ですか?」
そんな、夫婦の話し合いに俺のようなまだ娘の日の浅い彼氏と言う立場で行っていいのだろうか。
「僕なんて、いちゃ駄目ですよ」
『いや、いて貰えたら有難い』
専務本人が俺に言う。
『先程の君の娘への思いを聞いて、私は共感した。君のその心意気を、私にも分けて貰えないだろうか。できれは、後押しして欲しい。情けないけど、長年変えられなかった関係は、なかなかきっかけがあるようには思えないんだ。でも、葉月の幸せを願うなら、私達も変わらなければならないと思う』
目の前の専務は、どう見ても娘を溺愛している父親ではなく、妻を愛したいひとりの夫の姿なのかな、と思った。
「分かりました。いつがいいですか?」
『年が明ける前に、決行したい』
『また急ですね』
健吾さんはそう言って微笑んだ。
『気持ちを入れ替えて新年を迎えたいんだよ』
そんな専務の希望を受け入れ、今度の土曜日の夜に俺が葉月の家に行くことになった。
何故夜かと言えば…その日は土曜日の出勤当番だから。
なので仕事が終わったら駆けつけるスケジュール。
でも、その前に葉月にことの顛末を話しておきたい。