私に恋をしてください!
最上階のレストランに向かうため、エレベーターに向かう俺達。
すると・・・
『ちょ、ちょっと!』
葉月に腕を引っ張られ、エレベーターホールをさらに過ぎた奥の柱に俺は押し込まれた。
「どうしたんだよ」
『シー!』
柱の影からある一点を見つめる葉月。
俺もそっと顔を出してその一点を見ると・・・
どこかで見たことがある顔。
・・・高松?
俺が就職してから、何度か自分の会社で顔を合わせたものの、結局神戸ほどは会う機会も話をする機会もこれまでにはない。
"元気?""頑張ってる?"と、軽く会話を交わす程度。
だけどそんな俺でも軽く驚く。
割と小奇麗にして、ジャケットを羽織る男連れ。
どう見たってクリスマスデートだ。
こんなところで見掛けてしまうということは、世間は狭い。
「ありゃ、どう見てもデートだよな。しかもかなりスペシャルな」
『うっそ。遥香さんって・・・桐生さんと付き合ってるの?』
やっぱり。
健吾さんが言っていた"桐生"という名前がここで登場するんだな。
2人と同じ部署の葉月が全く知らなかったということは、やっぱり社内恋愛は大変だ。
すると・・・
『ちょ、ちょっと!』
葉月に腕を引っ張られ、エレベーターホールをさらに過ぎた奥の柱に俺は押し込まれた。
「どうしたんだよ」
『シー!』
柱の影からある一点を見つめる葉月。
俺もそっと顔を出してその一点を見ると・・・
どこかで見たことがある顔。
・・・高松?
俺が就職してから、何度か自分の会社で顔を合わせたものの、結局神戸ほどは会う機会も話をする機会もこれまでにはない。
"元気?""頑張ってる?"と、軽く会話を交わす程度。
だけどそんな俺でも軽く驚く。
割と小奇麗にして、ジャケットを羽織る男連れ。
どう見たってクリスマスデートだ。
こんなところで見掛けてしまうということは、世間は狭い。
「ありゃ、どう見てもデートだよな。しかもかなりスペシャルな」
『うっそ。遥香さんって・・・桐生さんと付き合ってるの?』
やっぱり。
健吾さんが言っていた"桐生"という名前がここで登場するんだな。
2人と同じ部署の葉月が全く知らなかったということは、やっぱり社内恋愛は大変だ。