私に恋をしてください!
朝、出社をしてコーヒーのセッティングをしていた。
新入社員は私を入れて3人。
毎日早く来た誰かがやるけど、今日は私が一番早かったみたい。
けど私はコーヒーが苦手なので飲まない。
ソラがいれば入れてあげたいんだけどな。
そう思い、始業時間である9時半のチャイムが鳴った直後、同期の堀くんから言われた。
『おーい清水、1番に首都出版販売の柳井さんから電話』
え?
ソラ?
「は、はい!」
何で私への指名でソラが会社に電話?と思いながらボタンを押して電話に出た。
「はい、お電話代わりました清水です」
"柳井です。忙しいところごめん。今FAX送ったんだけど見てもらえる?"
「う、うん。ちょっと待ってね」
FAXを見ると【新規出店に伴う出荷依頼書】となっている用紙が、担当者名がソラの名前になっているもので届いていた。
この用紙自体はそんなに珍しいものではない。
むしろ日常茶飯事。
でも、この依頼書は本来書店営業を担う販売促進局の担当者宛てに届き、その担当者はその依頼書に基づいて希望する本をさらに営業局内の担当者別に分けて出荷を依頼する。
児童書、保育書、文芸書、ムック、コミック、文庫・・・細かくうちの会社は担当が分かれているので、振り分ける必要がある。
新入社員は私を入れて3人。
毎日早く来た誰かがやるけど、今日は私が一番早かったみたい。
けど私はコーヒーが苦手なので飲まない。
ソラがいれば入れてあげたいんだけどな。
そう思い、始業時間である9時半のチャイムが鳴った直後、同期の堀くんから言われた。
『おーい清水、1番に首都出版販売の柳井さんから電話』
え?
ソラ?
「は、はい!」
何で私への指名でソラが会社に電話?と思いながらボタンを押して電話に出た。
「はい、お電話代わりました清水です」
"柳井です。忙しいところごめん。今FAX送ったんだけど見てもらえる?"
「う、うん。ちょっと待ってね」
FAXを見ると【新規出店に伴う出荷依頼書】となっている用紙が、担当者名がソラの名前になっているもので届いていた。
この用紙自体はそんなに珍しいものではない。
むしろ日常茶飯事。
でも、この依頼書は本来書店営業を担う販売促進局の担当者宛てに届き、その担当者はその依頼書に基づいて希望する本をさらに営業局内の担当者別に分けて出荷を依頼する。
児童書、保育書、文芸書、ムック、コミック、文庫・・・細かくうちの会社は担当が分かれているので、振り分ける必要がある。