私に恋をしてください!
ちょっと遥香さんが威圧的に感じたのは、気のせいだろうか。
遥香さんって、ソラの知り合い?
すると、
『おーい、高松さん、会議の資料が2部足りないんだけど』
と、隣のシマである六部から日下部長の声がした。
『は、はい。すぐ用意します』
日下部長、もしかして私を助けてくれたのかな?
でも、遥香さんとソラ、何か関係があるのかも知れない。
注意しなくちゃ。
夜になって、部屋でマンガを描いていた。
1ページだけでも描こうと思ってペンを走らせていると、携帯が鳴った。
ソラだった。
"今日はありがとうね。龍成社の春木屋書房担当の促進局の福井さんが今日は出張していると聞いたから直接葉月に頼んだ方が早いと判断したんだ"
「いいの。ソラの役に立てて嬉しいから」
"そう言ってもらえると、俺も嬉しいよ。でも週末さ、土曜日がその新規店の開店に行くから会えないんだ"
ちょっと寂しいけど、仕事なので仕方ない。
「私も、そのミステリー本フェアの様子を見たいから、個人的に行くよ」
"お、仕事熱心だね"
「ソラの仕事っぷりを見たいと言うのもあるんだけどね」
"アハハハ。見せられる程のものじゃないよ"
メールより、会話をしていた方が楽しい。
でも、その私の声を部屋の外からお母さんが聞いていたなんて、この時は気付かなかった。
遥香さんって、ソラの知り合い?
すると、
『おーい、高松さん、会議の資料が2部足りないんだけど』
と、隣のシマである六部から日下部長の声がした。
『は、はい。すぐ用意します』
日下部長、もしかして私を助けてくれたのかな?
でも、遥香さんとソラ、何か関係があるのかも知れない。
注意しなくちゃ。
夜になって、部屋でマンガを描いていた。
1ページだけでも描こうと思ってペンを走らせていると、携帯が鳴った。
ソラだった。
"今日はありがとうね。龍成社の春木屋書房担当の促進局の福井さんが今日は出張していると聞いたから直接葉月に頼んだ方が早いと判断したんだ"
「いいの。ソラの役に立てて嬉しいから」
"そう言ってもらえると、俺も嬉しいよ。でも週末さ、土曜日がその新規店の開店に行くから会えないんだ"
ちょっと寂しいけど、仕事なので仕方ない。
「私も、そのミステリー本フェアの様子を見たいから、個人的に行くよ」
"お、仕事熱心だね"
「ソラの仕事っぷりを見たいと言うのもあるんだけどね」
"アハハハ。見せられる程のものじゃないよ"
メールより、会話をしていた方が楽しい。
でも、その私の声を部屋の外からお母さんが聞いていたなんて、この時は気付かなかった。