狂気の王と永遠の愛(接吻)を 【第一部 センスイ編収録版】
悲しい再会Ⅲ
(大和撫子さんが…男性?それに私たちの目を欺くためってどういうこと?)
「あの…わたし…」
どうしてよいかわからず狼狽えるアオイの視界に銀の光がハラハラと舞い降りた。
(この光…)
光の粒子を手のひらで受けると瞬く間に弾けて冷気が広がり、炎にあてられ熱を持ったアオイの肌を優しく撫でていく。
「…これは氷の魔法?」
(もしかして…)
期待に満ちた眼差しで頭上を仰ぐと…
月の光よりも眩くそして美しく…王の証である翼を広げたキュリオの姿があった。
「……」
心底安心した笑みを浮かべる少女の横顔を悲しそうに見つめている仙水。
「…アオイさん…」
名を呼ばれたその少女の優しい眼差しが仙水のもとへ降りてくる。
「あの…わたし…」
どうしてよいかわからず狼狽えるアオイの視界に銀の光がハラハラと舞い降りた。
(この光…)
光の粒子を手のひらで受けると瞬く間に弾けて冷気が広がり、炎にあてられ熱を持ったアオイの肌を優しく撫でていく。
「…これは氷の魔法?」
(もしかして…)
期待に満ちた眼差しで頭上を仰ぐと…
月の光よりも眩くそして美しく…王の証である翼を広げたキュリオの姿があった。
「……」
心底安心した笑みを浮かべる少女の横顔を悲しそうに見つめている仙水。
「…アオイさん…」
名を呼ばれたその少女の優しい眼差しが仙水のもとへ降りてくる。