大好き以上になった場合
芽衣はなにも言わず、ぐっと俺の手を掴んで歩き出した。
「おい、芽衣!!どうしたんだよ!!」
「……。」
怒っているとも悲しんでいるとも言い難い表情。
俺はなにか気に障る様な事を言ったのだろうか?
嫌な感覚が全身に広がり、血の気が引いていった感じがした。
商店街を抜けた先にある公園でやっと手を話してくれた。
「おい、芽衣…。」
「奏ちゃんはミサの事好きなの?」
「は?」
「私の事が好きだって言ったのに、嘘だったの?」
「おい、待って、なんの話しだ?」
状況が読めない。
芽衣の中では俺がミサの事が好きだと?昨日告白もして愛も伝えたのに、なんで…。
「私より、ミサが好きならはっきりそう言えば良いじゃない!!」
「違う!!」
「っ!?」
昨日から俺は少し苛立っていた。
だから、また大きな声を上げて芽衣をビビらせてしまった。
でも、そうでもしないと、止まらない感じがした。