メランコリック
キスが終わり顔を離すと、苦笑いの藤枝がいた。
「私は誰のことも好きにならない」
「逃げてるだけじゃねぇの?他人から」
「逃げてるっていうなら、それでもいい」
藤枝は笑っていた。だけど、その表情は拒絶だった。
俺は踏み込めないし、踏み込んではいけない。だけど、すごすご引き下がるのも嫌だ。
「絶対、俺のこと好きにさせるから」
自分のために決意表明して、俺は藤枝から離れた。
そうだ、今日からまたスタートすればいい。
藤枝汐里の心を動かすために、ここを基点にすればいいんだ。
*****
「私は誰のことも好きにならない」
「逃げてるだけじゃねぇの?他人から」
「逃げてるっていうなら、それでもいい」
藤枝は笑っていた。だけど、その表情は拒絶だった。
俺は踏み込めないし、踏み込んではいけない。だけど、すごすご引き下がるのも嫌だ。
「絶対、俺のこと好きにさせるから」
自分のために決意表明して、俺は藤枝から離れた。
そうだ、今日からまたスタートすればいい。
藤枝汐里の心を動かすために、ここを基点にすればいいんだ。
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