甘い時 〜囚われた心〜
たった2時間の食事会だった。

百合矢達が会社や政財界の事について話している中、話しに加われるわけでもない、桜華と雛子は、黙々と食べていた。

たまに桜華がチラッと雛子を見ると、大きな瞳と目があう。

雛子は、目が会う度、可愛く微笑みかけてきた。













それから、6年…




桜華は、ただ一度会った少女が忘れられなかった。
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