甘い時 〜囚われた心〜
目を開けると、部屋には桜華の姿はなくなっていた。

「また…寝ちゃった…?」

あまりに心地好い桜華の腕の中、いつの間にか眠りに落ちていた。

体を起こすと、かけられていた薄い毛布がハラリと落ちる。

ヒヤリとした部屋。

ゆっくりと季節は変わり、少し肌寒くなってきていた。

毛布を綺麗に4つに畳むと、ソファーにおいた。

時計を見ると、16時半を過ぎていた。

すでに授業は終わっている時間。

(先に帰った…?)

少し焦りながら、理事長室を出た。
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