冷血上司の恋愛論
「極上の一杯だな。甘くてエロい」


女から溢れ出る欲にまみれた液体をわざと音を立てて舐めると、女も負けじと俺をしなやかな指先と口で翻弄する。


どうやら、相性は良いようだ。


全てにおいて俺のドストライク。
一夜限りにしておくには惜しい女。


淫らに咲くこの女を欲しいと俺の身体だけでなく心も欲する。


「あッ、……もぅ、」


ぞくぞくする声と艶めいた所作に一瞬で思考は途切れただのオスと化した。


情事後に彼女ではない女に腕を貸したことなど今まで一度もない俺が、女を離すまいとこの腕に抱き止めたままでいる。


「ねェ、こういうことよくしているの?」


女の声でチラリと目を向ければ女は天井を見たままで俺の方など見てもいない。


「いや、そんな暇ない。そう言うお前は?」


「気になる?一度きりの相手なのに」


「あぁ、知りたいね」


「やっぱり優しいじゃん!その場限りの女に興味ないでしょ、普通」

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