「お前は俺のモノ」【完結】
「…父さんの会社が、潰れたんだ」
「……はあ?」
何を言ってるの?
潰れたって…倒産って事?
「それで、だな」
口籠るお父さん。
お母さんはさっきよりも嗚咽を漏らしていた。
「…うちを買い取ってくれる会社がいてな、働き口はあるんだが」
「なんだ。じゃあ、心配ないじゃん」
それを聞いて、私はホッと胸を撫で下ろす。
色々不自由になる事もあるかもしれないって事かな。
ここまで重く考える事じゃないじゃん。
路頭に迷うわけでもないし、借金したわけでもない。
「いや、一つ条件があってだな」
「……条件?」
「……会社を買う代わりに、お前を差し出す事になった」
「……………え?」
「……はあ?」
何を言ってるの?
潰れたって…倒産って事?
「それで、だな」
口籠るお父さん。
お母さんはさっきよりも嗚咽を漏らしていた。
「…うちを買い取ってくれる会社がいてな、働き口はあるんだが」
「なんだ。じゃあ、心配ないじゃん」
それを聞いて、私はホッと胸を撫で下ろす。
色々不自由になる事もあるかもしれないって事かな。
ここまで重く考える事じゃないじゃん。
路頭に迷うわけでもないし、借金したわけでもない。
「いや、一つ条件があってだな」
「……条件?」
「……会社を買う代わりに、お前を差し出す事になった」
「……………え?」