「お前は俺のモノ」【完結】
「後少ししたら出かけて来る。
そん時に飯も買って来るから、良い子で待ってろ」
私の頭を撫でると、彼がそう言った。
私はペットボトルの蓋を閉めながら頷く。
「何が食べたい?」
「…何でもいい」
「わかった」
少しだけ微笑むと、彼はまた立ち上がり浴室へと向かった。
一人になったベッドに寝転ぶ。
改めて考えると、何て大胆な事を言ってしまったんだろう。
“抱いて。”なんて言葉が私の口から発せられるだなんて思わなかった。
今更、思い出して顔が熱くなる。
その後の彼は本当に情熱的で、最後まで放してくれなかった。
恥ずかしい事をたくさん言わされた気がする。
意識が朦朧としてたから、言えた様なもんだ。
受け入れる私に嬉しそうにしてたな、彼。
何がどうしてこうなったのかはわからないけど。
私はもう、彼に嫌われたくない。
その為なら、家にいる事だって厭わないんだ。