「お前は俺のモノ」【完結】
「ん」


お弁当とは別の袋にはオレンジシャーベット。
それを私に差し出す。


別にね。私、オレンジシャーベット好物なわけじゃないんだ。
だけど、彼の所為で…好物になりそうだ。


「ありがと」

「……お礼ならキスの方がいいけど?」

「えっ!?」


吃驚して顔を上げると、意地悪そうに笑う彼がいた。
ゆっくりと顔が近付く。

ぎゅっと目を瞑ると、ちゅっと一度キスをされる。


「無理。先にお前食べる」

「え?あっ」


どさっと私をソファに押し倒して、彼が強引に私の唇を奪って行く。

シャーベット溶けちゃう。

そう、思うけど。


先に彼に溶けさせられたのは私だ。

だから、抗う事なんて出来ない。


私を抱き終えた彼が、ソファに座ってお弁当の蓋を開けながら言う。
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