「お前は俺のモノ」【完結】
一つだけ、確実に知る方法があるのをわかっている。
だけど、それをするのは気が引けた。
同時に、陽子からのメール等も目に入るから。
どうしようもなく、罪悪感に苛まれそうだったから。
いつまでこの生活をするのかなんてわからない。
でも、先の事は考えたくない。
この生活が幸せ過ぎて、私は全ての嫌な事から目を背けていた。
臭い物だけに蓋をして。
甘い汁だけ吸って。
だから、それは突然だった。
普段通りにその日も私は大学に行くアキラを見送ると、ベッドに戻る。
私の定位置。
何となく時間が過ぎるのを待って、アキラの為にご飯を作る。
そんないつも通りの一日だと思っていた。
急にそれは訪れた。