「お前は俺のモノ」【完結】
「多恵!!お願い、出て来て!!」
…よ、うこ。
どうして、陽子と葵兄が一緒にいるの?
二人って知り合いじゃないよね?
私の友達だって紹介して…それきりだよね?
……どうして?
「多恵っ!!!」
私は布団を被ると、耳を塞ぐ。
何も聞きたくない。
嫌だ。
また、大きな音がする。
何もかもから逃げて、どうにかやり過ごそうと思っていた。
ずっと無視してたら音が近付いてくる。
中に誰か入って来た?
それに驚いて布団を剥ぐと、そこにいたのは葵兄でも陽子でもなくて。
アキラだった。