「お前は俺のモノ」【完結】
「俺、ブレックファーストセットでいいわ。タエは?」
「じゃあ、私も」
「…本当、真似っこ好きな」
そう言うわけじゃないんだけどな。
フルーツついてたし、トーストとスクランブルエッグなら食べられそうだったから。
本当に私、ロクに食事してないし。
がっつりとしたご飯は喉を通らなさそうだった。
店員を呼ぶと、私の分も注文してくれた。
私達のメニューを復唱した店員が去って行くと、沈黙が訪れる。
水を飲んで間をもたそうとするけど、どうにもこの気まずさは消えない。
彼は全く気にしてないのか、欠伸をしてるけども。
「今日出かけるから」
「え?」
唐突に言われた言葉に、間の抜けた声が出た。