甘さと痛み
そんな感じで、体を売った日は毎日夜辛くなった

初めて、体を売った日から表情が硬くなった

レイプは無いけど、ヤり逃げ何回もされてるし私そういうの慣れてるから大丈夫でしょ。
お金もらえるし〜

とか馬鹿みたいなこと思って不安を隠して、手を突っ込んでしまった

突っ込むのは簡単

それから抜け出せない

それから喜怒哀楽が鈍っていった

そんなことしても、まだまだ貴方のことが好きでしょうがなくて 止まらなかった

思いは募るまま 非行は重ねるがままに 無の私に変えていった

依存症なわたしは、依存し出すとそれが止まらない

体を売るのも、あちらに好意があっても嘘を吐かなくてはならない。

その人は誰かの、貴女の当てつけでしか有りませんでした。

絶頂が近づく。

切なくて甘い吐息に幼い涙を重ねて

あの人の本当の名前が口から溢れそうになる

不味いことに気づいたのが早かったから良かった

こんなに好きになってしまったけれど

ちゃんとこの人はバンドマン、30代の只のおじさんだと思えるようになった日から

私のその人への依存は治っていたんだと思う

それもあの人が目を覚まさせてくれたんだ。
高い勉強だった
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