あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
蓮の方に身体ごと向けて、頬に手を伸ばした。
「蓮…私が傍に居るから…。
今日は…ゆっくり眠ってね…。」
「・・・・・。」
閉じられた瞳から伸びる長いまつ毛が、頬に影を落としている。
蓮のキレイな顔立ちを見ていると…愛しさが込み上げてきた。
やっぱり…蓮…
私…蓮が好きだよ…。
もう…この気持ち…どうしようもないくらいまで大きくなってる…。
梨花ちゃんは蓮を置いて…自分の夢のためにアメリカに行っちゃったんだよ?
蓮が梨花ちゃんの事をこんなに大事にしてるのに…。
私だったら…絶対傍に居るのに…。
蓮は昔、私の事を【大切な人】だと言った。
「蓮…大切の中に、好きはないのかな?好きの中に、大切はないのかな?
私は…女として見てもらうことは…ないのかな…?」
そう私が呟くと…
蓮の頬に触れていた私の手が…大きな手で包まれた。