冷徹執事様はCEO!?
店員さんに値段を告げられ、私はピシッと固まった。
た、高い…。一桁間違ってるんじゃないの?
一ヶ月分の手取りがすぐに吹っ飛んでしまう。
そうだった。ワンワールドはそれなりにお高いのだ…。
でも郁夫おじさんのお祝いに行くのだからワンワールドの物を身につけて行きたい。
ボーナス一回払いでカードを切る覚悟を決めた。
「カードで」
「え?」
声の方へと振り向くと田中がカードを差し出していた。しかもブラックカード。
「なんで田中が?」
「優しい彼ですね」店員がにっこり微笑む。
「いや、だから彼氏じゃないって」
突っ込むが、店員は気に留めず、田中のカードを受け取って素早く機械に通す。
揉める前に会計は済ませておこうという腹づもりだ。
「サインをお願いします」
伝票を受け取り、美しい文字で「田中稜」とサインする。
「どうして田中が払うのよ!」
「ありがとうございまーす」
満面の笑みを浮かべて、店員はドレスの入った紙袋を差し出した。
「こちらのドレス代は生活費と一緒に旦那様へ請求させていただくので大丈夫です」
「それならいいか!」
父の支払いとなると、あっさり引き下がる。
「じゃあ、靴も買っていい?」
「どうぞ」田中は呆れたように肩を竦め、くすりと笑った。
た、高い…。一桁間違ってるんじゃないの?
一ヶ月分の手取りがすぐに吹っ飛んでしまう。
そうだった。ワンワールドはそれなりにお高いのだ…。
でも郁夫おじさんのお祝いに行くのだからワンワールドの物を身につけて行きたい。
ボーナス一回払いでカードを切る覚悟を決めた。
「カードで」
「え?」
声の方へと振り向くと田中がカードを差し出していた。しかもブラックカード。
「なんで田中が?」
「優しい彼ですね」店員がにっこり微笑む。
「いや、だから彼氏じゃないって」
突っ込むが、店員は気に留めず、田中のカードを受け取って素早く機械に通す。
揉める前に会計は済ませておこうという腹づもりだ。
「サインをお願いします」
伝票を受け取り、美しい文字で「田中稜」とサインする。
「どうして田中が払うのよ!」
「ありがとうございまーす」
満面の笑みを浮かべて、店員はドレスの入った紙袋を差し出した。
「こちらのドレス代は生活費と一緒に旦那様へ請求させていただくので大丈夫です」
「それならいいか!」
父の支払いとなると、あっさり引き下がる。
「じゃあ、靴も買っていい?」
「どうぞ」田中は呆れたように肩を竦め、くすりと笑った。