冷徹執事様はCEO!?
ケータイのアラームで目が覚めた。

「う…ん」

私はモゾモゾとベッドから這い出した。

昨日は、久しぶりにキスなんてしたもんだから、ドキドキしてなかなか寝付けなかった。

中途半端は良くないわね。

私は大きな欠伸をする…。

しかし、田中とどのツラ下げて顔を合わせればよいのやら…。

私はブハーとため息をついた。

ウール素材の紺色のニットと濃いグリーンのフレアスカートに着替える。

髪を纏めてパールのイヤリングを付けた。

メイクを施し出勤スタイルが整うとダイニングルームへ降りて行く。

「おはようございます」

田中は微塵の動揺も感じさせず、いつもと変わりない無愛想な顔で挨拶する。

今日も白いワイシャツに黒のスラックスを合わせて、ツーブロックの髪をキッチリ分けて固めている。

「おはよう」私も取り澄ましてご挨拶する。

「朝食をお出ししてよろしいですか」

「お願い」

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