鳥籠の姫
彼に慣らされ続けた体は火照り、彼をけ入れていく。
今夜も私は彼に抱かれる
彼のしなやかな長い指先が触れるだけで快感が背中を駆け巡る
「うっあ…んっ…あぁあ…ぁ…ぁっ!!」
「はっ…ん…っくっ!」
爪先が弧を描き彼を締め付け、それに反応し私のナカに彼の欲望を解き放たれる
混濁とする意識の中
「はっん…愛し…てる……っ」
と耳元で囁かれた
そんな事なかなか言わない彼に言われたのが信じられない気分だったけれど私はそんな事よりも、言ってもらえた嬉しさに自然と頬が緩むのを感じて意識を手放した。
しかし私は、
意識を手放す瞬間、目の端に足元で光る冷たい鉛を見付けてしまった。