届かなくても、
「…好きだよ。」




前から威圧感のある人だったから




まるで尋問を受けている気分になる。





「…本当に?




ごめんね、気持ちを疑いたくはないんだけど。




だってきーさん蛍がいなくなってから…」





「夢叶~♪」




「うわッ!!


びっくりしたぁ、なんだ京太か。」



「なんだってなんだよ~も~。



そういう夢叶も可愛い…♪




ってそんな顔で見ないでよ!!」





梶山…くんだよね?




いつの間に呼び捨て?そしてタメ?




コミュ障どこ行ったの、梶山くん。




髪の毛がくるんくるんしてる。



髪は相変わらず黒。





修也は見慣れているのかそれには目もくれずに





黙々とコーヒーを啜る。





「…俺がこんなこというのもなんだけど



もうちょっと周り大事にしなよ、ってコト。」





修也がカップを置いて、静かに言った。




夢叶と梶山くんは…まぁ、触れないでおこうっと。





「修也に何が分かるの」



「何も分かんないよ、



俺は他人にアドバイスしてるだけ。」





『他人』という表現に妙にイラついた。





「…へぇ」




「蛍に求められたら



きーさんはどうする?」




「答えるよ」




「ホラ、やっぱり。」




「何、ちゃんと言ってよ」




「答えるってことは自分からじゃないだろ。




きーさんは求めないの?」




「…うっさいな」




「…ごめん。」




「…ごめん、私も言い過ぎた。」




「「…」」




< 205 / 213 >

この作品をシェア

pagetop