その光を、追いかけて。




あの日────僕が仁葉に病院に来ないでと告げてから、2ヶ月が過ぎた。



それから、僕たちは手紙でのやりとりをするようになった。

こんな昔ながらの方法、幼稚園児の頃以来かもしれない。



仁葉はさすがに女の子と言うべきか、手紙は好きらしい。

いいと思うよ! と書き始めたんだ。



僕は体調がいい時に返事を書いて、母さんに預けて。

ゆっくりペースで、だけどちゃんと関係は続けている。



途切れさせたりなんてするわけがないけどね。

なにが楽しくて音信不通になんかなるものか。



仁葉の全てが僕の活力なのに。



笑う理由。

生きる希望。



僕の一部には、絶対に仁葉がいるんだ。






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