雨音はショパンの調べ
「雨音はショパンの調べ」なんて昔、歌の歌詞にあったけれど……本当にそうね。
実感してる。
貴方と別れて、私は煙草の味も覚えたの。
雨が降るたび、眠れない夜を過ごしながら、ちっとも美味しいとは思えないのに……。
日毎に、煙草の本数が増えた。
煙草を吸ってる貴方の横顔が、好きだった。
煙草を手にした、貴方の指が好きだった。
煙草を吸ってると、貴方が傍にいてくれる気がしてた。
愚かな女ね……。
あれから1年も経つのに。
まだ、貴方を思って泣けるなんて……。
ゆっくりと珈琲を飲み終える。
いつの間にか窓を打つ雨音は、穏やかに優しくなっている。
霧のように煙る雨が時折、銀色に光る。
私は煙草に火を点し、揺れる煙を見つめながら、何度目かの溜め息をつく。
もう、泣かないわ。
私は覚悟を決めて、席を立つ。
実感してる。
貴方と別れて、私は煙草の味も覚えたの。
雨が降るたび、眠れない夜を過ごしながら、ちっとも美味しいとは思えないのに……。
日毎に、煙草の本数が増えた。
煙草を吸ってる貴方の横顔が、好きだった。
煙草を手にした、貴方の指が好きだった。
煙草を吸ってると、貴方が傍にいてくれる気がしてた。
愚かな女ね……。
あれから1年も経つのに。
まだ、貴方を思って泣けるなんて……。
ゆっくりと珈琲を飲み終える。
いつの間にか窓を打つ雨音は、穏やかに優しくなっている。
霧のように煙る雨が時折、銀色に光る。
私は煙草に火を点し、揺れる煙を見つめながら、何度目かの溜め息をつく。
もう、泣かないわ。
私は覚悟を決めて、席を立つ。
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遠距離恋愛の詩月と郁子
ウィーンへ留学した詩月は
滅多にメールも電話もしてこない
詩月のスマホの着信音は
「愛は花」
ウィーンは天才ピアニストの父
「周桜宗月」の活躍拠点
詩月に父の影がつきまとう
「周桜Jr.」のレッテル…
―父を越えたい
周桜Jrではない。周桜詩月だ
心の叫びは
冬空に虚しく響く
ウィーンのケルントナー通り。
詩月はヴァイオリン王子と呼ばれ
人気も上がっていく
が……
虚しさは癒えない
ウィーン × 横浜……会えない距離
すれ違う時間
それでも……郁子、
君の演奏が聴きたい
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「雨に似ている」→「金木犀のアリア」
→「風は囁くー君と輝きたいから」
→「金木犀のエチュード」
→「風の詩ー君に届け」
→「ROSE ウィーン×横浜」
に続く
✴✴ーー【雨に似ている】シリーズ続編ーー✴✴
ウィーン×横浜
詩月が留学して早1年半弱。
郁子は腱鞘炎を患っていた。
加えて、
目指していたコンクールは
新型ウィルス拡大により
開催1ヶ月前にして突然の延期。
「追いかけてこい」
詩月は自分自身が
郁子に言った言葉の重みを噛みしめていた。
✴✴✴順番に読まなくても、
どのタイトル編から読んでいただいても
内容はわかるようにしています
今シリーズは
高校2年生だった詩月も
大学生になり、
ウィーン留学して1年半
という設定から、話が始まります。
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作品名【金木犀のアリア】
.:*゜..:。:.::.*゜:.。:..:*゜
カフェ「モルダウ」に現れる白い猫
猫は電車に乗り、様々な場所で目撃されている
神出鬼没の白い猫
猫はチャイコフスキーを聴きにくる……
リリィとアランの思いを抱いて
時をこえた愛は奏でられる
【金木犀のアリア】完結
.:*゜..:。:.::.*゜:.。:..:*゜
詩月、高校3年の秋。
チャイコフスキー作ヴァイオリン曲
「懐かしい土地の思い出」
ほのかに金木犀が香ってくる。
甘く優しい香り
ヴァイオリンの音が
切なく悲しく、心に響く
すっと、背筋を伸ばしヴァイオリンを弾き始めた詩月
カフェ・モルダウ
リリィの愛した曲が奏でられる
【金木犀のアリア】
.:*゜..:。:.::.*゜:.。:..:*゜
※感想ありがとうございます
*熊川なおたか 様
*囲 章文 様
*氷月あや 様
*叶 遥斗 様
*黒猫○ルビー 様
※レビューありがとうございます
*囲 章文 様
*叶 遥斗 様
*黒猫○ルビー 様
*bi‐ko☆/ 様
★イメージポエムありがとうございます
*囲 章文 さま
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