にじいろオフィスの仕事術
「書類に限らずいい加減なんだよ、宮下は」
「いい加減……ですか?」
「そう。自分の身の回りの管理もそうだけど、本当は総務課で下っ端のお前がやるべき仕事はたくさんあるのに、それが分かってない」
「……たとえば?」
その問いにうんざりされたのが気配で分かる。
分かるけれど、聞いてしまったからにはここで退くわけにはいかなかった。
「それは日ごろ、橋爪さんが仰る雑用ですか?」
「雑用って、お前なぁ……」
「だって」
ぐっとこぶしに力を込める。
今こそ溜まりに溜まった不平不満を吐き出すときだ。
「お茶とかコピーの紙とか蛍光ペンとか……気がついたなら橋爪さんがやればいいじゃないですか!」
もちろんそんなこと本気では思っていない。
思っていないけれど……、一度言い出せば言葉は止まらず洪水のように溢れでる。
「私は今までそれなりにやってきたのに、橋爪さんが来てから雑用ばっかり押し付けられてぜんぜん仕事進まないし! 私にだってやることがあるんですッ」
直接目を見て言うことはできず、床を直視したまま捲し立てる。
最低な女。
逆ギレだというのは自分で分かっている。
「私はたしかに、下っ端だけど、でも……!!」
そこまで言って、橋爪の手が動いた。
(ぶたれる……!)
反射的に身をよじる。
「いい加減……ですか?」
「そう。自分の身の回りの管理もそうだけど、本当は総務課で下っ端のお前がやるべき仕事はたくさんあるのに、それが分かってない」
「……たとえば?」
その問いにうんざりされたのが気配で分かる。
分かるけれど、聞いてしまったからにはここで退くわけにはいかなかった。
「それは日ごろ、橋爪さんが仰る雑用ですか?」
「雑用って、お前なぁ……」
「だって」
ぐっとこぶしに力を込める。
今こそ溜まりに溜まった不平不満を吐き出すときだ。
「お茶とかコピーの紙とか蛍光ペンとか……気がついたなら橋爪さんがやればいいじゃないですか!」
もちろんそんなこと本気では思っていない。
思っていないけれど……、一度言い出せば言葉は止まらず洪水のように溢れでる。
「私は今までそれなりにやってきたのに、橋爪さんが来てから雑用ばっかり押し付けられてぜんぜん仕事進まないし! 私にだってやることがあるんですッ」
直接目を見て言うことはできず、床を直視したまま捲し立てる。
最低な女。
逆ギレだというのは自分で分かっている。
「私はたしかに、下っ端だけど、でも……!!」
そこまで言って、橋爪の手が動いた。
(ぶたれる……!)
反射的に身をよじる。