ダイヤモンドの未来
香江との電話に意識を戻した。

「どうして、保田?」

その質問に困ったらしい香江。

「えーと、私じゃなくて、保田先生の方がよければ、遠慮なくというか、比べてもらうのも、申し訳ないというか…」

なんとなく、涙声にも聞こえる。

「保田とは、確かに付き合ってたけど、今は何もないよ。もう、何年も前の話だ。」

「…はい。」

最初のテンションはどこへ行ったのか?

「今、真美ちゃんのうちか?」

「はい。」

「真美ちゃんにちょっと変わってくれるか?」

「真美ちゃんと話したいんですかー?」

涙声から、ヤキモチか。

「お前、どれだけ飲んだんだ。」

思わず嘆く。しっかり、聞こえていたらしい。

「お前って言ったぁ。うれしいー。」

ふぅ…振り回されている気がする。

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