ダイヤモンドの未来
「あっ、真美さんあと煮るだけだから、私します。先飲んで下さい。」

唐突な話題転換。

真美さんにビールを渡す。

「香江ちゃん、飲まないの?」

「あっ、私はいいです。」

「蒼介いるけど、泊まっていけば。

なんなら、追い出すよ。」

「あっ、いいですいいです。

ホント帰りますから。」

と慌てて言い募る。

「鎮痛剤も飲んでますし。」

「隼人さーん、香江ちゃん飲んでもいいんだよね?主治医の許可がほしいんだけど。」

あっ、墓穴を掘った。

「責任もって、送るから大丈夫。」

と澤田先生。

「あっ、でもホントにお茶とかで。真美さん、先どうぞ。」

と、真美さんと入れ替わり、鍋の味見をし、大根おろしをかけて、煮込む。

カウンターからリビングを眺める。

適度な距離感にほっとする。

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