天才に恋をした
苗は夕食に降りてこなかった。

「風邪かしら…」

母ちゃんは心配そうに、お粥を作り出した。



「顔がはれてるし、熱があるのかも」

「こんな時期に?」


俺は平然と突っ込んだ。



「もうすぐ修学旅行なのにな」
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