天才に恋をした
「え…宮崎さんて、そうなんだ?」

「うん。あの子は最初から留学することを視野に勉強してたから」

「すごいねー」

「私もだいぶその辺は、協力させてもらった。あの子一人じゃとてもムリだもの」




俺は立ち上がった。

テーブルのみんなが、戸惑ったように俺を見た。



「どうした?」

「俺…酒絶ちしてる」

「酒じゃないけど」



体を巡らして、苗を探した。
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