天才に恋をした

一階から、声が聞こえてきたのはそんな時だった。


「ねええ!!手伝ってよおおお!!」


乃愛が眉を寄せて俺を見た。


「居るんでしょおおお!ねえええ!!」


今…?

今、帰ってくるか…?


「お母さまのお帰りですよーーーっ!!」
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