【壁ドン企画】業務報告はキスのあとで
私の目の前で、今朝のことを悪びれた様子もなく笑う平岡さん。
一体、この人の脳内はどうなっているのか。
「どくわけないじゃん。どいてなんかあげないよ、せっかく捕まえたのに」
「は……はあ…っ?!こ、こんな事してからかって、何が楽しいんですか!悪趣味ですよ!」
最低、最悪。
本当にこの人の考えていることが分からない。分かりたくもないが、実に理解不能。
「だからさ、からかってなんか無いって。本当。俺、胡桃ちゃんと真面目に付き合いたいと思ってるんだケド」
「……ッ、な……」
真っ直ぐで、綺麗な瞳に危うく騙されそうになる。
けど、普通に考えてあり得ない。
こんなにモテるであろう人が、私みたいに地味な女と付き合いたいなんて。