女子力高めなはずなのに
でも、ちょっと突っこんでみたくなった。

「井川さんは女子アナが好きなの?ギャルが好きなの?」

「オレ?俺は別に何でもいいよ。あ……いや」

やっぱりなんか好みがあるのかな。

「中身がきれーな人がいいね。中身が綺麗で輝いてる人」

そっちか。

「……ふーん」

井川さん、そういう人が好きなんだ。

中身が綺麗で輝いてる人なんて……。

私にはほど遠い。

きっと井川さんの好きな人は自分に自信があって輝いている人なんだろうな。

自分で聞いておきながら落ち込む私。

「中身の綺麗さは表にも出るしね。まあ、自分のために綺麗にするのはいいことなんじゃない?男なんてさ、そのおこぼれをもらうくらいでちょうどいいんだよ」

「へー」

そうですか、井川さんの好きな人は綺麗な人なんですか。

そういう人は化粧なんかしてもしなくても、きっと綺麗なんだろうな。

なんか落ち込んじゃって話半分な私。


「井川課長!」

あれ?
この声?

振り返るとそこにいたのは槇村さんだった。
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