女子力高めなはずなのに
あれれ?

もしかして私、変なこと言っちゃった?

もしそうだったら嫌だろうなー、とか思ったことを軽く言っただけだったんだけど、まさかの図星だったとか?

槇村さん、本当は何かやりたいことがあるのに無理やり会社を継がなきゃいけないのかな。

触れてはいけない所に触れた?

私がオドオドしていると、槇村さんはフッと笑った。

「中野さんって面白い発想をするんだねえ」

「え?」

面白い、ですか……。

「プレッシャーなんて、別に感じてないよ」

ほお!さすが、余裕ですね!

「それにやりたいことも特になかったから、親の会社で適当にやっていけるなんてラッキー!とか思ってたけど」

「はあ……」

良かった……、変に図星じゃなくて。

っていうか、意外と軽いなこの人。

「親の会社を継ぐなんてほとんどの人が羨ましいって言うんだよ?それなのにさ、中野さんってちょっと変わってて面白いね」

「そ、そうですか……」

変わってて面白い、は決して褒め言葉ではないよね?
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