女子力高めなはずなのに
いつもの私?

自然体な私?

いい子ぶらない私?

井川さんと一緒にいると、いい子ぶらないでいられる。

どうして私、井川さんと一緒の時は自然な私でいられるんだろう。

最初が最初だったから?

そうかな?

よく分かんないな。


あっ……。

井川さん、すぐに私の頭の中に入り込むの、やめてほしいんですけど。

うっかりするとすぐに井川さんのことを考えてしまう。

今は、井川さんのこと考える時間じゃないの!

槇村さんとの幸せを掴むにはどうしたらいいのかを考えているの!

ポイントはいい子ぶらないで、自然な私で接することができるかどうか、ってところかな。

だからまずは敬語をやめよう。

そんでもって、尽くさない……なるべく。

そのくらいしか思いつかないな。

だいたい、まだお食事に誘われただけだっていうのに、こんなにグルグル考えてる私ってちょっと痛いかもしれない。

気楽に気楽に!

まだ候補生の一人ですから。


その時スマホが光った。

あ!槇村さん、外回りから戻って来たのかな。

≪お待たせ。駐車場で待ってるよ≫

槇村さん、お仕事終わったんだ!
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