女子力高めなはずなのに
肩を掴んだ手を離すと、井川さんはまた顔をそむけた。
「家まで送ってやるよ」
「……いいよ、別に」
なんかもう疲れた。
「ダメ!送る。放置するとお前、一人で飲みに行ったりしそうだから」
「ええっ!?なにそれ?私、そんなことしないよ」
「いや、信用できないな」
そう言うと、井川さんはいきなり私の手を握って歩き出そうとした。
突然のことに驚いてビクッと硬直する。
「ちょ、ちょっと!何すんのよ!」
このまま手を繋いで歩くの?
恋人みたいに?
……どういうつもり?
「逃げるといけないから」
「逃げたりしないって」
「いや、ダメだよ。離さない」
台詞だけ聞いて胸がキュンとした。
離さない、なんて。
そんな台詞にいちいち反応してキュンとするなんて、私ってすごく単純。
でも。
だって。
私の手を握る大きな手は温かくて優して、抱き締められてるみたいなんだもん……。
その力強さを、手の厚みを感じるだけで、胸がキュウッとむず痒くなる。
「家まで送ってやるよ」
「……いいよ、別に」
なんかもう疲れた。
「ダメ!送る。放置するとお前、一人で飲みに行ったりしそうだから」
「ええっ!?なにそれ?私、そんなことしないよ」
「いや、信用できないな」
そう言うと、井川さんはいきなり私の手を握って歩き出そうとした。
突然のことに驚いてビクッと硬直する。
「ちょ、ちょっと!何すんのよ!」
このまま手を繋いで歩くの?
恋人みたいに?
……どういうつもり?
「逃げるといけないから」
「逃げたりしないって」
「いや、ダメだよ。離さない」
台詞だけ聞いて胸がキュンとした。
離さない、なんて。
そんな台詞にいちいち反応してキュンとするなんて、私ってすごく単純。
でも。
だって。
私の手を握る大きな手は温かくて優して、抱き締められてるみたいなんだもん……。
その力強さを、手の厚みを感じるだけで、胸がキュウッとむず痒くなる。